土地所有権 仁義なき闘い?
土地測量の際にトラブル起こすのは、何も人ばかりでは無い。
時にその土地の地主は人とは限らないからだ。
今日はそんな不法占拠にも似た、土地の所有者の話。
とある古びた倉庫のある、土地の測量をしようとした時だった。
地主が現れた。
いい面構えをして、こちらを睨んでいるではないか。
地主はどうやらご機嫌が悪かったらしい。
のしのしとこちらを睨みながが、近づいてくるではないか!
ふうううぅぅぅ!
唸り声をあげる。
そう、地主とは倉庫に居ついた野良猫である。
猫とはいっても、かなり大きな猫で威嚇されるとそれなりに怖い。
何が気に入らないのか?
やはり、お気に入りのテリトリーに珍入者が来たことか?
うわぁぁぁぁぁおん!ふぅぅぅぅ!
尚も威嚇する。
私の家には妻の飼い猫が5匹も居る。
どれも人懐こく、従順でこんな怒った猫は初めて見た。
わあぁぁぁぁぁおおおおおおん!
流石にビビった。
ふと、何気にポケットに手を入れると、今朝、家猫にあげたおやつの
「チャオちゅーる」の残りが・・・
慌ててそれを投げると、地主はサッと咥えて寝所の倉庫に一目散。
事なきを得た。
交渉成立。
腹が減って、気が立っていたのか?
人間にもチャオちゅーる並みに効果的なおやつはあるまいか?